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山口雅三&恵子の「夫婦(めおと)釣り善哉」

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海難事故防止訓練Update:2008/08/14 Thu

皆さんこんにちは。残暑お見舞い申し上げます。
この時期は毎年どこかの釣り団体で大規模な海難救助訓練と緊急蘇生法を地域の消防本部、海上保安庁の協力を頂き多くの釣り人が参加して訓練を受けます。実際に海に飛び込みライフジャケットの性能の確認、ロープによる救助法、ヘリコプターでの救援状況や今の蘇生法の実地訓練など内容の濃い活動が行われてます。
水の事故は直接死に結びつくことが多く訓練が何より大事であるかが身をもって理解できる場であります。

水面域20M範囲ではペットボトルに1/10の水を入れた投げ縄法(ボーラ)の使い方、またほどけず締まりきらない「舫(もやい)結び」の結び方、またヘリコプターでは一人ずつしか救援できない事、救援範囲に限りがある事など学びました。緊急時であることはすでに第3者しか理解できない状況。つまり当事者は判断がつかない状態は非常に危険な状態であります。必ず一人では行動しない。
ルールに乗っ取った行動を取る。無理はしない。など基本的なことが守られていない現状を理解しました。蘇生法で人工呼吸法、心臓圧迫法に加えて昨今AED(自動体外式除細動器)
AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。AEDは、操作方法を音声ガイドしてくれるため、簡単に使用することができます。
また、心臓の動き(心電図)を自動解析し、電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっているので、安心です
私も講習を受け使用方法を会得したつもりです。
事故はいつ起こるか解りません。水の事故から一人でも多くの命が助かるよう願う次第です。

AEDと呼吸の併用

ヘリコプターを使っての訓練

ボーラの使い方


講習風景

船からの救護
写真は昨年大阪府釣連盟、三重県釣連盟、京都府釣連盟が合同で行った訓練模様です。8月24日の磯釣り波止釣りフェアでは神戸海上保安庁から海の緊急は#118のお知らせにお越し頂きます。
楽しい大切な日々のために学んで帰ってください。