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関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

武庫一のスルメイカ

  • 食いしん坊が多いのか、ときどきダブルで乗ってきます

    食いしん坊が多いのか、ときどきダブルで乗ってきます

  • 僕の仕掛けにも、こんな状態で掛かってきました

    僕の仕掛けにも、こんな状態で掛かってきました

  • まだまだ小さいですね

    まだまだ小さいですね

  • 釣れたイカは、エサの大きさと変わりません

    釣れたイカは、エサの大きさと変わりません

  • 小さくても親と変わりません。一人前に墨も吐きます

    小さくても親と変わりません。一人前に墨も吐きます

 毎年、初夏になると大阪湾にスルメイカの子供が入ってきます。胴長10cmほどのチビイカですが、これが親に似て天の邪鬼で、コロコロと泳層を変えるし、朝に接岸してきたかと思えば、昼過ぎまでまったくアタリがなかったりと、釣り人泣かせのイカなのです。

 釣り方は、キビナゴを餌のウキ釣り。ウキ下を何ヒロ取るかで釣果が変わるし、合っていないと全然アタリがないことさえあります。

 そんなチビイカを釣りに出かけました。場所は、兵庫県尼崎市の武庫川河口沖にある一文字です。 
 ウキ下3ヒロ半ででスタートしたのですが、アタリガ出ません。で、打ち返して見ようと仕掛けを上げたらイカが付いていたというのが2度ほどありました。
 まだ、走りだったせいかイカが小さすぎてウキを沈めるほど引きが強くないんですね。ただ、スルメイカに限らず、イカは1年で寿命を終えるものが多いから、成長が早いんです。
 あと一潮もすれば胴長が20cm近くもある麦イカと呼べるサイズが混じるようになりますよ。
 この日は、イカの乗りが悪く、お昼までに15ハイほど釣って、早々に竿を納めました。ホタルイカみたいに内臓も取らず、そのまま煮てしまいましたが”やおうて”美味しかったですよ。

 今度は、親のスルメイカではなく、マイカとかアカイカと呼ぶケンサキイカを釣りに行きたいと思ってます。南紀の見老津で釣れ出したみたいです。