関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　関西釣り百選を運営しているＢ．Ｃｒｅａｔｉｏｎの渡邊社長から、釣り堀に行きませんかとお誘いを受け、久しぶりに泉南の谷川にある海上釣り堀オーパへ出かけました。

　この集まりは、Ｂ．Ｃｒｅａｔｉｏｎの社員と関連企業の親睦会のようなもので、釣り堀初体験の方が大勢おられました。
　参加したのは１５人ほどで、大きなマスをひとつ借り切っての釣りですから気楽なものです。

　で、初っ端からマダイが入れ食いになると期待したのですが、エサに群がってくるのは小アジやカワハギなどエサ取りばかり。僕ではなく隣で釣っていた人にいきなり青物が飛びついてきて（実は生ミックのエサ）びっくりさせられましたが、サプライズはそれきりで、あとはマダイやシマアジなどがぽつぽつ。
　１人だけマダイを19匹も釣りあげた人がいましたが、平均すると２、３匹でしょうか？。僕はシマアジが２匹釣れただけでした。

　今回の御招待を喜んで受けたのには訳があります。実は17日にサンテレビ主催の海上釣り堀王決定戦が、姫路にある海上釣り堀、水宝で開かれることになっており、オール阪神さんと僕は番組推薦で準決勝から参戦することが決まっていたからです。苦手の釣り堀ですから、少しは練習をしておかなくては、と考えていた矢先のお誘いですから、渡りに船とオーパへ出かけたわけです。が…シマアジ２匹では練習にもなりませんでした。（笑）

　さて、17日の海上釣り堀王決定戦は、前夜から家島へ乗り込み、十分に睡眠を取って万全の態勢で臨みました。
　でも、心の内では準決勝で惨めに敗退、と筋書きができあがっていました。釣り座の抽選で引いたクジは２番。まずまずの位置です。これがよかったのでしょうか、いきなりマダイが入れ食いになり高得点のアコウやソイなども釣れて、楽々で準決勝を通過してしまいました。

　決勝戦の残ったのは１６人。再び抽選で６番のクジを引くと、ラッキーにも角に当たりました。ここでもマダイとシマアジが順調に釣れ、後半戦に釣り座を交替してからは青物を追加して得点を重ね、誰もが予想していなかった３位に入賞してしまいました。審査員からあと１匹青物を釣っていたら優勝できたかも、と聞かされて２度びっくりの一日でした。

　７会場で開かれた予選会から入れると、延べ３００人を超える人が参加した大会で、まさかの３位入賞とは、とんだハプニングでしたが、「好事魔多し」とはよく言ったものですね。そのあと僕を襲った最悪の出来事は、一つでは終わりませんでした。どこかにお祓いに行かなくては、と真剣に考えております。