関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　秋のお彼岸は過ぎましたが、今年は彼岸花の開花が遅かったようですね。
　この花は、気温が20度前後にならないと開花しないんだそうです。開花が遅れたのは、やはり猛暑のせいでしょうね。

　彼岸花の呼び名は、彼岸のころに咲くからというのが定説ですが、この花の球根にはアルカロイドが多く含まれ、食べると中毒を起こすそうです。こんなところから、食べると彼岸（死）に行くというので、彼岸花と呼ばれるという説もあるそうです。
　
　この花が田んぼの畔や墓場に多いのには訳があります。
　球根毒があることから田んぼの畦に穴を開ける小動物を避けるために植えられたものだそうです。
　同じように墓場に多いのは、昔は土葬だったため、穴を掘る動物に死がいを食べられてしまわないように植えられてものだといわれています。

　どちらにしてもあまり良いイメージではありませんが、花に罪があるわけではありません。彼岸花が田の畔に群生している姿は、いかにも艶やかで、美しいものです。
　僕は、この花が咲き始めると、秋が来たことを実感するのです。
　でも、そろそろ「てっちり」が美味しい季節ですね。（本当はこちらの方が秋を実感できるのかもしれません…歳はとっても花より団子ですかね、ひゃひゃひゃひゃひゃ）