僕がお酒好きだと知って、ある人から珍しいお酒をいただきました。
僕が好きな船宿のひとつで、いつも一緒になる、釣りも人生も先輩の方から頂いたものです。
その名もズバリ「九絵」。
ラベルには
紀州日高はクエ 酒もクエ
魚へんのない魚の王様
と書かれてあって、クエの絵があしらわれてあります。
首にぶら下げられたラベルには
(前略)
クエは魚の王様と神様に捧げ豊漁祈願されてきました。
日高地方ではクエ料理が盛んで、「クエ食ったら世の魚はクエん」と言われ、クエは脂があるけれどあっさりした脂で、美味しいの一言につきます。活魚にあう酒、とくにクエにあう酒として工夫をこらし、「九絵」でデビューしました。 (後略)
とあります。
そこで、クエを食べながら賞味したいところですが、残念ながら天然もののクエなど、そう簡単に手に入るわけもなく、イサギ(釣りに出かけていたので)を食べながら「九絵」をいただきました。
クエのあっさりした脂にあわせたのでしょうか、切れが良くて、さっぱりしたお酒でした。
今回はよく冷やして頂いたのですが、夜寒のクエのシーズンには、熱燗にしていただいても美味しいかもしれません。
「九絵」は、日高町に蔵あるお酒ではなく、製造元は、「長久」のブランドでおなじみ、海南市に蔵がある中野BC(株)です。
販売元は、日高郡日高町柏3958の井上商店(電0738・64・2910)です。