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関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

紀伊水道 八時間の流離い♫

カサゴ目フサカサゴ科カサゴ属アヤメカサゴ。漢字では文目笠子と書く。文目(あやめ)は織物や木目などに現れた模様のこと。アヤメカサゴには黄色の虫食い状もしくは網目状の斑紋があるために、このような呼び名がついた。水深30〜100mmの岩礁帯に生息しカサゴ同様、刺身か皮をつけたまま湯引きにするとうまい

カサゴ目フサカサゴ科カサゴ属アヤメカサゴ。漢字では文目笠子と書く。文目(あやめ)は織物や木目などに現れた模様のこと。アヤメカサゴには黄色の虫食い状もしくは網目状の斑紋があるために、このような呼び名がついた。水深30〜100mmの岩礁帯に生息しカサゴ同様、刺身か皮をつけたまま湯引きにするとうまい


 2kg級のアオリイカを狙って、とある港から出船した。
 前日より海はおとなしくなって波高も1mあるか、ないか。
 水温は?。おおっ上がっとる、17度5分もあるで。
 これで期待しない方がおかしいよね。
 スタートは、阿尾と田杭の間にある馳出ノ鼻の沖。
 が、5人のメンバーの竿は沈黙したまま。
 おかしいなといいつつトフから北朝鮮へ。
 やはり、誰の竿にもアタリがない。
 さらにアイノセから四国の伊島沖へと流離ったが、イカの応答はなかった。
 紀伊水道を走り回ること約8時間。
 僕が釣りあげたのは、アヤメカサゴ1匹。
 オモリを触ると冷たかったから、表水温より底潮の方が冷たかったのだろう。
 この日、悪かったのはイカだけではなかった。
 他の魚も食い渋って、船長たちは往生したらしい。
 毎年、3月の海では、こんなことが起きる。
 なぜなのか?。答えが分からない海の不思議だ。