関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　和歌山県の印南沖で釣って帰った泣きの１匹のマダイを美味しく頂きました。
　まず、釣ったマダイは神経抜きしておいたので、２日後に刺身にしたあと、残ったアラはアラ炊きにして美味しく頂きました。そして、残った身を昆布締めにしておいたのです。
　冷蔵庫で寝かせること３日間、もうそろそろいいだろうと、昨日、お酒のお供にいただきました。昆布に巻かれた身は、黄みを帯び表面がつやつやに光っています。一切れの身を口に入れ、しっかり噛みしめてみると、ねっとりした身の感触が伝わってきて、昆布の旨みが口に広がります。
　昆布で浅く締めたものもいいのですが、古漬けの漬物のような味がするこんな昆布締めもいいなと、改めて思いました。