関西最大級の釣り情報サイト「関西釣り百選」は大阪、京都、兵庫、和歌山、三重、福井の釣り情報をナビゲートしています!
 |
コガネスズメダイ。コガネはもちろん黄金のことで、腹側が鮮やかな黄色をしています |
先日、和歌山県御坊市の上野沖へイサギ釣りに出かけたとき、イサギに交じって釣れてきたのが、この魚です。特別に珍しい魚ではないのですが、色がきれいなのとスズメダイの仲間なので、持って帰って美味しくいただきました。
スズメダイのことを九州では、アブッテカモと呼びます。そして、干物にしたものが普通に売られています。また、和歌山の加太では、初夏の産卵前のスズメダイは、取り合いになるほど人気のある魚なのです。
数年前に和歌山の衣奈でスズメダイ(和歌山ではオセンかオセンゴロシと呼びます)の背越しをいただいたことがありますが、それは、僕の美味しいものランキングでも10本の指に入るほどのうまさでしたね。
さて、スズメダイをアブッテカモと呼ぶのは、干物にしたものをさっと炙って食べてくださいという意味だろうと想像できるのですが、コガネスズメダイを高知県の柏島では、オカスミヤキコゴロウと呼ぶのは、どんな意味があるのでしょうね。
スズメダイは、エサ取りとして嫌われていますが、今の季節の物を一度だまされたと思って食べてみてください。僕は煮付けが好きですが焼いてもいいし、干物にしてもかまいません。小さな魚なのに驚くほどいい脂が乗っていて、それこそ悶絶(ちょうと大げさかな)するほど美味しいですよ。今回のコガネスズメダイもスズメダイと変わらない味でしたよ。
5月の終わり、今年で2回目を迎えるサンテレビ主催、海上釣り堀王決定戦の予選会が淡路島の福良湾にある「じゃのひれフィッシングパーク」で開かれ、選手ではなく審査員で参加しました。
予選会に参加した42人の選手を3つのブロックに分け、それぞれのブロックの上位1名だけが準決勝に進めるという、かなりハードルの高い予選会になりました。
試合時間は3時間で、前半が1時間半、15分のインターバルの間に釣り座を交替し、後半の1時間半を戦います。前半戦は生き餌が使えないのでマダイやシマアジなどを中心に狙い、後半戦は生き餌を使って得点の高い青物を狙い、一気に逆転しようという作戦を立てた人が多かったようです。
午前8時のスタート直後からマダイが入れ食いになりました。得点は2点しかありませんが、チリも積もればの例え通り、手返しよく釣ればかなりのポイントを稼ぐことができます。
マダイの入れ食いを楽しんでいる間に前半戦が終了しましたが、すでに大差がついてしまいました。よく釣った人はマダイを中心に12、13匹はいましたが、少ない人は3、4匹でした。ここから後半戦の巻き返しが始まります。
後半戦のスタートは静かでしたが、メジロやブリ、カンパチの追加放流があってから魚の活性が上がり、あちこちで竿が曲がり始めました。
青物は食わせるテクニックも必要ですが、それよりも掛けた魚をいかに早く取り込むかが、この釣りのカギです。しかも、取り込みに5分以上かけると、その魚は得点に数えられないので、皆さん必死で取り込んでおられました。
こうして後半戦もあっという間に終了し、それぞれのブロックから1人ずつ予選通過者が3人選ばれました。あとは釣り堀からの推薦者が1人加わって、合計4人が準決勝に進出します。
今年は、6会場で予選会が開かれる予定です。そして、それぞれの会場から選ばれた4人ずつの選手、合計24人で準決勝と決勝を争うことになるのです。
果たして優勝者は誰か?今から楽しみにしておきます。
この予選会の模様は、今夜の「ビッグフィッシング」で放送されます。お楽しみに。
斑鳩(いかるが)の里を歩いてきました。法隆寺、法輪寺、法起寺の3つの寺を回るコースです。
すでに初夏の陽気で花の季節は終わっていましたが、のんびりゆったり散策するにはうってつけのコースで、花はなくとも四季折々の風景を楽しませてくれます。
法隆寺は、修学旅行生であふれていたため、拝観料を払って中へ入る気にならず、西門から裏山を通って法輪寺へ抜けるコースをとりました。
竹林では、すっかり伸びたタケノコがあちこちで見られましたが、まだ食べられそうなものも…。
法隆寺の裏山コースは、出会う人もなく静寂そのもので、昔ながらの里山風景が楽しめました。
法輪寺と法起寺は次回に紹介します。
法隆寺の裏山をたどって20分も歩くと法輪寺に着きます。
法隆寺に比べるとこじんまりとしていますが、周りの風景に溶け込んだ風情がいいですね。
三重塔の心柱を見、ハスの花を愛でて法起寺へと向かいしました。
心柱を中止に建てられた三重塔や五重の塔は、日本各地にありますが、今まで日本で起きたどんな大地震でも倒れたことがないそうですね。素晴らしい建築技術だそうです。
この技術を応用して、現在、東京で建設が進んでいる東京スカイツリーが造られているそうです。
法輪寺から15分も歩くと法起寺に着きます。秋になると休耕田を利用して、お寺の周りは一面のコスモス畑に変身するそうですが、残念ながらオフシーズンで、お寺も閑散としておりました。
法起寺からJRの法隆寺駅まで、汗をかきながら30分ほど歩き、缶ビールでのどを潤してから帰途に着きました。
そろそろアジサイの季節ですね。今度は京都の三室戸寺にでも出かけてみようかな…。
和歌山県の有田川へアユ釣りに行ってきました。
今年初めてのアユ釣りですから、少しだけ心がときめいておりました。
釣り場は二川ダムの上流です。オトリ屋さんで状況を聞くと、昨日もよく掛かったと言います。下流の方が型がいいというので、久野原キャンプ場のさらに下流に入りました。
午前9時過ぎ、瀬の開きから泳がせ始めたのですが反応がありません。2時間ほどで500mほど釣り下りましたが、追ったのは1回だけ、それも掛かりませんでした。魚が見えないので11時半で川から上がり、早めにお昼を済ませて上流へあがりました。
今度は、押手の下流に入りました。チャラ瀬で泳がせると、すぐに追ってきたので、こいつはいけるかなと喜んだのもつかの間、抜こうと水を切った途端、ポロリと外れてしまいました。
オトリを変えて同じ場所で泳がせていると、すぐに追いました。今度は慎重に抜いたのですが、大きさは16cmほど。今年初めてのアユにしばし見とれておりました。
この場所でばらしが2回、取ったアユはたった3匹でしたが、ボーズよりましと、早めに川を上がりました。魚は多いので、また、次回に期待しましょう。
1 |
2 |
3 |
4 |
5 次のページ »
- 今井浩次 プロフィール
-
1944年兵庫県尼崎市生まれ。
週刊釣りサンデー元取締役編集局長。沖釣り歴は約40年、阪神沖釣クラブ相談役。
サンテレビ「ビッグフィッシング」の解説者。その他、スポーツ紙や日刊紙に釣りコラムを連載中。
プロフィール詳細へ
- Calendar
-
- Archive
-
- Link
-