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山口雅三&恵子の「夫婦(めおと)釣り善哉」

«あけましておめでとうございます 蝉・・・時雨»

夏の釣り

台風が近づいてきております。台風の接近は気圧の位置が目まぐるしく変わるので、気温も一気に暑くなったり、急に雨が降ったりと、毎日のように天気予報が気になります。

夏場に釣りをするとしたら、私はもっぱら鮎を追いかけます。

鮎にはまったのは、鮎は美しく薫り高き魚。背びれが長くなり、尾鰭も油鰭もオレンジ色に染め上がり、興奮状態の黄紋は緑も茶も黄土もきれいに混錬したきめの細かい肌に映える、そんな女王の名をもつ夏場の鮎が美しいことと、掛かる瞬間のあの躍動があるため一時も気を抜けないのがはまった理由です。

しかし、そんな素晴らしい鮎に逢うにも天候に左右されます。

梅雨時や、台風など雨にたたられれば近畿圏にある河川はもろくも濁ってしまいます。

海に流れ込み水潮になります。それでも強いのがチヌです。

貪欲にエサを探し、この時期のチヌの好物「イガイ」が主役になる季節です。産卵時は柔らかい虫エサ、生き餌などでよく釣れるチヌも季節によって食性が変わり、硬い殻の貝類を捕食します。

磯でも、防波堤でも、砕けて落ちる貝を狙っているチヌを、ハリの付いた仕掛けを垂らして演出しチヌを釣るのです。この時期は魚の活性がすこぶる高く、柔らかいエサでは間が持たないのです。イガイで釣るチヌ釣りは面白いので、川に行けない夏場はチヌを狙うこともしばしば。

ただ、季節がら熱中症にはご注意ください、急な温度変化、脱水などに順応できないと熱中症になります。絶対無理は禁物です。

楽しい釣りを心掛けていきたいものです。