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関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

ごんぱち

  • これがイタドリ。これぐらいが採りごろです

    これがイタドリ。これぐらいが採りごろです

  • 皮をむき、あくをぬいてから冷凍保存しています

    皮をむき、あくをぬいてから冷凍保存しています

  ゴンパチという呼び名を聞いたことはありませんか。和歌山県や三重県、奈良県の南部ではイタドリをゴンパチと呼びます。
 代表的な春の山菜のひとつなので、古くから各地で食べられていたんでしょうね、呼び名も様々です。秋田県ではサシボ、山形県ではドンゴイ、広島県ではカッポン(これは何となく意味がわかります。折ったときにポンと音がするからです)、岡山県ではサイジンコ、宮崎県ではサトガラなど。僕が子供のころはスイバとかスカンポと呼んでいました。漢字で虎杖と書くのは、虎の尻尾のような模様をしているからでしょうか?。生食できるのでのどが渇いたときに、イタドリを折って酸味のある汁をよく吸ったものです。
 お漬物にしたり、油いためやごま味噌合えなどが美味しいのですが、我が家では春に採ったものを塩漬けにして保存しておき、薄揚げなどと一緒に煮たものが定番料理です。あく抜きするとき、歯ごたえを失わず、多少酸味を残してというのが一番難しいようですね。