彼岸花が咲き始めましたね。
彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。毎年、秋のお彼岸のころに咲き競うことから彼岸花とは、すごく分かりやすい呼び名ですね。
でも、こんな説もあるそうです。彼岸花の鱗茎には有毒なアルカロイドが多く含まれていて、これを食べると彼岸(あの世)へ行くといわれることから彼岸花と呼ばれるようになったというものです。まだ、彼岸へは行きたくないから、ここは素直に彼岸のころに咲く花と思っておきましょう。
日本中に広く分布していますが、中国からの帰化植物だといわれていて、その昔、稲と一緒に日本へ持ち込まれたという説が有力なんだそうです。
花言葉は、情熱、独立、再会、あきらめ。
2年ほど前に出かけた奈良県明日香村の稲淵地区は、彼岸花の里として有名です。棚田の周りに咲く彼岸花が雛段を飾る赤い毛氈のように見えて、それは見事なものでした。そんな風景を活写しようと大勢のカメラマンが押しかけていましたよ。
今年もそろそろ見ごろを迎えるので、久しぶりに出かけてみようかなと思ったりしています。