明石の友からイカナゴのくぎ煮が届きました。
大きくもなく、小さくもなく、甘すぎることもなく、辛すぎることもなく、ほどよい加減のくぎ煮って、ほんと、ごちそうさんの春の味ですね。さらに言葉を重ねれば、僕の場合、切れがいいのに少しだけ謙虚に、ふわっと旨みが口の中に広がる吟醸酒をいただきながら、ときおりくぎ煮をつまむのが至福の時間なんです。
くぎ煮発祥の地は、神戸市垂水区で、それを示す石碑がジェームス山異人館に建てられているそうです。また、これに異を唱える説もあって、こちらは神戸市長田区の駒林神社の大鳥居前に「いかなごのくぎ煮発祥の地」の石碑があるそうです。
どちらが発祥の地であっても、僕は美味しければ、どちらでもいいのです。(とまるで人ごとみたいに無責任な発言ですネ)
イカナゴをなぜ玉筋魚と書くのかな?、少し疑問に思って調べてみたら、玉という字はイカナゴが群れている様を表し、筋は、その姿が筋のように見えることから当てられた漢字だそうです。