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兵庫県の西宮市の沖に横たわる広大な一文字、通所、武庫一と呼ばれている防波堤へ出かけました。
狙いは、シーズンに入った麦イカ。麦秋の季節に釣れるスルメイカの子供を麦イカと呼ぶのですが、身が柔らかくて美味しいので人気があります。
ところがこの日は、麦イカのご機嫌が斜め、ポツリ、ポツリとしか釣れません。こういう群れで移動する生き物は、気まぐれで居場所を探り当てるのが大変なようですね。
午前中はほんとにポツリ、ポツリでしたが、帰る頃になって群れが回ってきたのかアタリが出始めたのです。
よくありますね。誰かと待ち合わせたとき、少しだけ時間があるのでパチンコ屋に入ったら、玉がじゃんじゃん入り出して、止めるに止められない状態。でも、待ち合わせの時間があるからと、後ろ髪引かれる思いで店を出ることが…。
イカが釣れ出したときも、まさしくそんな心境でした。渡船の時間があるから粘れなかったのです。
イカは、まだしばらく楽しめると思いますが、もっと面白いのがチヌの落とし込み釣りですね。４０�僖�ーバーのチヌが上手な人は２ケタというのですから、挑戦してみる価値はあるでしょう。僕が出かけた日も７匹釣っている方がいましたよ。
大阪府泉佐野市にある食品埠頭に、こんな建物が完成しました。
そう、犬の恰好をしていますね。
この建物は、ペットフードを中心にペット用品の製造販売をするドギーマンの物流センターなのです。
ドギーマンの正式な社名は、ドギーマンハヤシ�蠅任后８紊蹐離魯筌靴蓮∩篭伴圓埜讐馗垢領嗅斥困気鵑量召魎Г靴燭發痢２饉劼寮瀘�は１９７０年ですが、折からのペットブームに乗って急成長、いまでは従業員２０４人、売上高も１２０億円を超す企業に成長したのです。すごいですね。
建物の形が面白かったので、つい、写真を撮ってしまいましたが、私は決してドギーマンの回しものではありません。念のために…。
キスは八十八夜から…そんなシーズンはとっくに過ぎましたが、相変わらずよく釣れていると聞いて、和歌山県有田市の初島へ出かけました。
ところが当日は、台風崩れの低気圧が日本海を駆け抜けており、それに向かって強い南風が吹きつけているため、なかなか風が落ちません。
仕方なく午前４時過ぎの出船を見合わせ、午前９時前まで待ちました。この日はキスも予定に入っていましたが、本当は朝の地合いにチョクリ釣りでマルアジも狙う予定だったのです。でも、この風では到底無理だろうと帰り支度を始めたとき、キスのポイントは風裏になるので、行くことさえできたら何とかやれるかもしれないという吉報が届いたのです。有田市の辰が浜から釣り船がやってきたのは、それから約３０分後でした。
この日はビッグフィッシングのカメラが入っていたので、できれば撮影して帰りたかったというのが本音です。相棒の吉田さんと、喜び勇んで船に乗り込みました。
こうして、何とか海南のマリーナシティの沖にあるキスのポイントに到着したのですが、
風裏といっても結構波立っています。
船はシーアンカーを入れて流し始めましたが、ぽつぽつとアタリはあるものの釣れてくるのはピンギスばかり。それを気遣って船頭もあちこちポイントを変えてくれるのですが、風が強いために本命のポイントが流せません。
最後に新和歌浦の沖にある少し深い場所で、ようやく２０�僖汽ぅ困�釣れたのをしおに、この日の釣りを終えました。
数は二人で７０匹近くあったと思います。これで型がよかったらいうことなしだったのですが、船が出ただけでもめっけもの、と思わなくちゃあね。
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和歌山マリーナシティのすぐ沖がキスのポイント |
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こんなピンギスが多かった |
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船頭さんは良型をダブルで |
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吉田さんにも良型のキスがきました |
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こんなきれいな花が一日花とは、ほんとにもったいないですよね |
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和歌山県御坊市の塩屋海岸でハマボウの花が咲き始めました。
ハマボウは、アオイ科の落葉低木で南国の花として知られるハイビスカスに近い植物です。三浦半島以西の本州、四国、九州に自生し、海辺の塩水と真水が混じる砂泥の堆積地に生える珍しい生き物です。７〜８月にかけて淡い黄色の美しい花をつけますが、朝に咲いて夕にしぼむ一日花なんです。こんなきれいな花が一日でしぼむなんて、ほんともったいないですよね。葉は言葉は「楽しい思い出」とか。
印南方面から、国道４２号を御坊市内に向けて車を走らせていると、日高新港のちょっと先、王子川沿い続く護岸の脇にハマボウの群生地があり、すでに花が咲き始めています。一見の価値ありですね。
Ｍさんは、精力的に動き回って４匹
Ｈさんは、静かに釣って４匹
これが僕の初アユです
解禁してから、もうずいぶん経つのに、まだアユ友釣りのスタートが切れません。これは仕事とは関係のない海の釣りばかりに呆けていたからです。
でも、やっと御誘いの声がかかりました。そこで、和歌山県の有田川へ。
出水続きでなかなか竿の出せなかった有田川のダム下の釣り場ですが、ようやく水が落ち着き、濁りも取れて新アカも付きだしたので、ひょっとしたら入れ掛かりになるかも…と期待して出かけたのです。
松原の少し上流、前川橋近くにあるオトリ屋でオトリを買い、少し上流へ走って菩提へ入りました。
水は澄み、平水に近く、底石もぬるぬるしていて新アカが付きだしているのがわかります。
これは期待できるかも、と喜び勇んでオトリを放ったまではよかったのですが、それから約３０分、まったく追う気配がありません。
ちょっとオトリが弱ってきたので、新しいのに代えようかなと引いた瞬間にブルっときました。
今年初めてのアユです。慎重に抜きましたが、大きさは１５�僂曚匹靴�ありません。
これをオトリにして泳がせたら、入れ掛かり!!!と思いますよね。
ところが魚が少ないのでしょうか、追わない、掛からないが１時間以上も続いて、再び養殖オトリに交替させたら、ブルッ。
結局、菩提では２匹。余りの追いの悪さに、最下流に近い釣り場まで移動したのですが、ここもダメ。
最後は、友釣り銀座といわれている白石の瀬に入りましたが、メンバーの一人が１匹掛けただけで、ジ・エンド。
今年の初アユは、泣きの２匹。
連れて行っていただいたＭさんとＨさんが仲良く４匹ずつでした。
Ｍさんは、最後まで「なんでやろな〜あ」と首をかしげていました。
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- 今井浩次 プロフィール
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1944年兵庫県尼崎市生まれ。
週刊釣りサンデー元取締役編集局長。沖釣り歴は約40年、阪神沖釣クラブ相談役。
サンテレビ「ビッグフィッシング」の解説者。その他、スポーツ紙や日刊紙に釣りコラムを連載中。
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