関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　60ウン歳の誕生日のお祝いにお酒が５本も届きました。大好きで何度も飲んだことがあるお酒はもちろんうれしいのですが、初体験のお酒もどんな味がするのか楽しみで、うしししものなのです。
　その中から２本選んでみました。
　１本は河内長野市に蔵がある西條合資のお酒です。ここの蔵は天野酒で有名ですね。
　いただいたのは
　大吟醸　阿（あ）　初めて飲むお酒です。
　兵庫県産の特Ａの山田錦を４０％以下に精米した辛口のお酒です。日本酒度＋４　酸度１・２　貯蔵熟成は３００日に及びます
　大吟醸　阿　とは、変わったネーミングですが、これには姉妹酒があって
　大吟醸　うん　がそれです。両方あわせて阿うん（阿吽）というわけです。
　大吟醸　うん　は、酒米に備前雄町を使い、阿と同じように４０％まで精米しています。こちらの方が辛口で、日本酒度は＋４・８　酸度１・２　貯蔵熟成は２５０日になっています。
　大吟醸　阿　は、味はあるのですが切れがよく、後口の爽やかなお酒でした。せっかく姉妹酒があるのですから、今度は、大吟醸　うん　を是非飲んでみたいと思います。幸いにも蔵がある河内長野市は、我が家から３０分ほどで行けるので、ぜひ訪ねてみたいと今から楽しみにしています。

　もう１本のお酒は、燗酒です。燗酒といえば純米酒ぐらいが味が出て美味しいといわれますが、これは大吟醸の燗酒です。
　そのお酒とは、大吟醸酒にこだわる福井県の有名ブランド、黒龍酒造の黒龍大吟醸燗酒　九頭龍です。以前に一度、いただいて感激しました。これから夜寒の季節にひと肌ぐらいの温燗にして飲むとじつに美味しいお酒です。燗あがりするお酒は少ないのですが、九頭龍は、その数少ないお酒の一つでしょう。
　データは酒米、五百万石を５０％まで精米、日本酒度は＋４　酸度１・３となっています。