関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　先週の金曜日から和歌山県の日高町に滞在していました。日曜日に串本町の和深でマダイとチビキの取材をするため、早めに出かけて向こうでのんびりしようと思い立ったからです。
　金曜日は、家庭菜園の手入れを済ませてから、夕まず目にアオリイカを狙って由良湾の湾奥にある網代の波止に出かけました。波止の付け根と先端にスミ跡がいっぱいあったので期待したのですが、エギを沖から引いてきてもイカが寄ってきません。1時間半ぐらい粘ったのですが、アタリもないので諦めて帰りました。
　これが悔しかったので、翌土曜日の早朝（といっても5時半起きでしたが）、もう一度、網代の波止へ出かけました。しかし、大阪ナンバーの車が3台ほど停まり、すでに釣り人でいっぱいです。
　仕方がないので対岸にある白木の波止に車を走らせました。この日の由良湾には潜水艦が２隻も浮かんで？いました。潜水艦基地があるので潜水艦はよく見かけるのですが、２隻並んでというのは初めてです。
　白木の波止はサビキ釣りの人がいるだけで、エギングする人はいません。波止の中ほどと先端近くに分かれて２時間近く粘りましたが、僕が２度アタリがあったのですが乗らず、家内はアタリがゼロでした。下手なのかイカがいないのか、悩ましい一日になりました。
　そして翌日、深夜から和深まで車を走らせたのですが、潮が動かず４人でマダイが１匹という最悪の結果になりました。
　もちろん貴重な１匹を釣り上げたのは、僕ではありません。釣運は下がりっぱなしです、これはかなりな重症かも。