関西最大級の釣り情報サイト「関西釣り百選」は大阪、京都、兵庫、和歌山、三重、福井の釣り情報をナビゲートしています!

関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

«秋祭りたけなわ 指3本がレギュラーよ!湯浅湾のタッチー»

美味しおすえ!アマダイの味噌漬け

 この前、丹後半島沖で釣ってきたアカアマダイを味噌漬けにしました。
 本当は、西京味噌(白みそ)で漬けこむと美味しいのですが、このとき西京味噌がなかったため普通の田舎味噌で漬けたので”味噌漬け”なのです。
 やはりアマダイは、白みそを使って“アマダイの西京漬け”にしてあげないと可哀想ですね。我が家では、味噌にお酒とみりん、砂糖を少量加えて味噌をのばし、のばした味噌を切り身に塗りつけてラップをし、冷蔵庫で2、3日寝かせたら完成です。

 アマダイの身を冷蔵庫で寝かせること2日間、(早く食べたかったので3日目まで我慢できませんでした)、 焦がさないよう皮目の方から上手に焼いて、スダチを添えたら出来上がりです。
 皮目から出た脂でしょうか、身の表面が雨に打たれたかのように輝いています。そんなアマダイの身の端を箸で崩して、おもむろに口へ入れました。
 身はよく締まっていて歯を押し戻すほどです。このとき歯で感じるテクスチャー(材質感覚とでも表現すればいいのでしょうか?)が、アマダイの味噌漬けの場合、とても優しくて、はんなりしていて大好きなのです。
 身は、よく味が染みていました。上品で控えめなアマダイの身が、味噌という発酵食品とであって、お互いにせめぎあいながら昇華し、さらに旨さが倍加する、とでもいえばいいのでしょうか…。魚を味噌で漬けて保存するだけでなく、なおかつ味も昇華させる、そんな先人の知恵にただただ驚くばかりです。