関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

和歌山県美浜町の日ノ岬別荘地の一角に大賀ハスの池があります。ニュースで見ごろを迎えたというの、出かけてみました。
大賀ハスは、ご存じの方も多いと思いますが、千葉市検見川にあった東大の検見川農場の泥の中から発掘された古代のハスの実３粒を、植物学者でハスの権威で もあった大賀一郎博士が１９５１年に発芽を試み、そのうちの一粒が運良く発芽、翌年に見事なピンクの大輪の花を咲かせたことで有名になりました。このハス の実は、放射線による炭素年代測定で２０００年以上前のものとされ、これを発芽させた大賀先生の名を取って大賀ハスと呼ばれるようになりました。
現在は、皇居をはじめ日本各地や世界にも根分けされ広まっています。日ノ岬のハスもその一つですね。毎年夏になると、淡いピンクの大輪の花を咲かせます が、日ノ岬の池ではようやく７分咲きといったところでしょうか。７月いっぱいは花が楽しめると思います。ちなみに１９５４年に、検見川の大賀ハスとして千 葉県の天然記念物に指定されています。