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キハダの刺身です。さっぱりしたこの色合いと食感が大好きなんです |
キハダは、スズキ目サバ科の魚です。市中ではキハダマグロと呼ばれることが多いのですが、標準和名はキハダ。漢字では黄肌とか木肌と表記されることも。
この呼び名は、第２背ビレと尻ビレが黄色いことに由来します。
紀州では、若魚をビンタと呼びますが、関東ではキメジの方が通りがいいですね。
さて、マグとといえば本マグロ、標準和名クロマグロがマグロの中のマグロ、マグロの王様とも言われます。なかでも特に珍重されるのがトロ、脂がたっぷり乗った大トロが最高だといわれますが、僕は天の邪鬼なんでしょうか、昔から赤身の方が大好きなんです。
だから、お寿司屋さんに行ってもトロより先に赤身を注文してしまいます。
そして、おなじ赤身でも本マグロではなく、新鮮なキハダの赤身が大好きなんです。
キハダは太平洋に浮かぶ島々に多い魚ですね。僕がまだ若かりし頃、ミクロネシアの島々へ釣りに出かけたときに覚えた味です。
キハダは、本マグロよりもさっぱりしていて酸味が強く、まるで鉄のような味ですが、これがよく冷えたビールやジントニックと非常に相性がいいのです。
キハダの刺身を食べるたびに南の島を旅したころが思い出されて懐かしくなります。
出来ればもう一度、行った見たいな〜ぁ。
