関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　魚編に虜（とりこ）と書いて
　何と読みますか。
　僕を虜にするほど愛らしい？
　魚といえば？
　そう。あれしかありません。
　魚編に虜と書いて
　僕はカワハギと読みます。(爆）
　でも、この字は、決して
　教科書には出て来ません。(笑）
　可愛いけど憎たらしい魚でもあります。
　あのおちょぼ口を見ると
　何だか小馬鹿にされているようで
　むかむかします。
　で、何とかして口にハリを掛けたいと
　懸命になるのですが
　常に相手に負けてしまいます。
　一度は掛かるカワハギ病といわれます。　　
　僕も確かに羅病しています。
　難しい〜面白いとも言われます。
　でも、僕にとっては難し過ぎるのです。
　理解できないことが多すぎるのです。
　だから釣れないのです。
　この日も淡路島の紅葉が奇麗でした。
　そんなのに見とれているから
　釣れないのです。
　そうなんです。
　よく分かっています。
　でも、奇麗なものに素直に
　感動するのは、いけないこと
　なんでしょうか？。
　えっ、そうなんですか。
　もっと別のときに感動しろって。
　そうですね。
　カワハギ釣りの最中に感動する
　事ではなかったんですね。
　だから釣れなかったんですよね。
　よく分かりました。
　来年まで覚えていたら
　少しは釣れるようになるかも
　しれません。
　でも、負け惜しみみたいに聞こえる
　けど、僕は、ハゲちりが出来て
　とも和えが食べられたら
　それで満足なんです。
　こんなに向上心がない〜
　釣れないんですよね。
　あっ、繰り返しになるから
　もう止めておきます。
　でも、楽しいカワハギ釣りでした。