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THE COVE

  • イカ釣り船。領海がありますので礼儀正しく日の丸を掲げて操業します

    イカ釣り船。領海がありますので礼儀正しく日の丸を掲げて操業します

  • 船に灯りがともります。

    船に灯りがともります。

  • イルカパーク

    イルカパーク

  • モニュメントはイルカと共存する証

    モニュメントはイルカと共存する証

  • ここにいるイルカたち

    ここにいるイルカたち

  • 目を見て判断するのでしょうか

    目を見て判断するのでしょうか

  • 目の前まで来て尾びれを振ってくれました。

    目の前まで来て尾びれを振ってくれました。

  • 勝本には松尾芭蕉の門人 曾良の墓があります

    勝本には松尾芭蕉の門人 曾良の墓があります

  • そこから見下ろせばこんな風景です

    そこから見下ろせばこんな風景です

THE  COVE

 

THE  COVE・・・最近話題になったイルカ漁の映画です。賛否両論を問いかけられたドキュメンタリー映画です。

 

実は壱岐勝本町での話ですが昭和50年ごろからイルカが大量に接近して養殖のはまちや鯛などを全滅にして、更に沖のイカの漁場もイルカだらけになって大きな問題になりました。


漁師の家では漁での収入がなく米も買えず、子供たちも食うものがないので畑の芋を掘って食べたり、出稼ぎやら、お嫁さんは体を張って収入を得たりと悲惨な現実がありました。

漁師はぎりぎりまでイルカを追い払うくらいのことで我慢をしていましたが、燃料代すらない状況で途方に暮れる状態だったのを、イルカが賢い動物であるということから、一部を捕獲して他のイルカに対して見せしめにしてイケスに寄せ付けないように網に捕獲していました。

米人のケイトなる人物がイルカがかわいそうということで捕獲した網を全部切ってしまい、イルカを逃がしてしまいました。もともと漁師もイルカを殺したりする目的で捕獲したわけではないのですが、繰り返し繰り返しそういうことがあり、とうとうイルカを殺さなければならない状況になりました。
その数は夥しいものだったと聞いています。

子供の弁当のおかずもイルカなのかと小馬鹿にされたり、哺乳類の血の匂いがすると敬遠されたこともあったと聞いてます。何人かの人が自殺もしました。

しかし人が生きていくためにやらざるを得ない状況になってしまったところに、動物愛護だけを唱える人が来たりして自治体も国も保護する政策を打つのに(気づくのに)相当時間をかけてしまいました。太地の町と同じように壱岐でも凄惨な時代がありました。
今ではイルカの供養と海とイルカと漁師の共存を願って、ともに生きていくをスローガンに勝本の町はイルカパークをつくったり、イルカを全国の水族館に送ったりとけして殺処分をしない方向になりました。自然のものなのでいつまた大量発生するかわかりませんが、そうやって少しでもうまくやっていこうとしております。そういう事態も分からず残忍な野蛮な人種と扱う報道や映画はどうかと思います。

 

 

今は、イルカは穏やかに入江(COVE)の中を悠々と泳ぎ、ふらっと訪れた私にも愛想よく近寄って尾びれを立てて見せてくれました。

 

いろいろ考えさせられる時間帯でした。

 


コメント

2010-07-11 18:14:36|Fuji

Yさんへ

故郷壱岐島
  歴史ある島
 たくさん紹介してくださいね

秋に九州へ行く予定ですが
 帰りにでも立ち寄って
  散策してみたい気持ちです。

2010-07-11 23:18:06|山口

是非九州へ行かれたならばたちよってください
去年は3人で行きましたね。

T社の方は今年も8月1日です

たまにはまたみんなでお袋が元気なうちに行きたいものですね。