関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　僕が相談役をしている阪神沖釣りクラブの和田さんに誘われて、兵庫県の須磨沖へタチウオの試し釣りに出かけました。
　例年よりシーズンが早いのか、遅いのか？。それを調べるために船を出すというのです。釣り船は須磨浦海岸から出船している純栄丸です。
　午前６時過ぎに出船しました。釣り場は大阪湾のほぼ真ん中、水深６０〜７０ｍラインです。テンヤにイワシを縛りつけて底までおろしたら、仕掛けをしゃくりながら巻き上げ、タナを探ります。
　まだ、シーズンには早いのでしょうか、あたりは散発的です。そんな中で一人気を吐いているのが、サンテレビ・ビッグフィッシングのディレクター、小林さんです。釣り始めて１時間ほどしかたたないのに、すでに３匹差をつけられていました。
　この日の誘いのパターンは、しゃくり、ポーズ、しゃくり、ポーズの繰り返しで攻めましたが、どうやらこれがタチウオのお気に召さなかったようです。小林流の攻めは、スロー巻きで止めては巻き、止めては巻きの繰り返しです。後半は、僕もこの釣り方を真似て、何とか３匹ゲットしましたが、９０ｃｍはある奴を抜きあげるときに落としてしまったのが悔やまれます。
　竿頭はもちろん小林さんで、７、８匹は釣っていたはず。和田さんが４匹、僕が３匹で最下位でした。気が収まらないのでリベンジに行くつもりです。