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関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

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マダイよりも旨かったヤイト

自家製のヤイト丼。味の決め手はタレにあります

自家製のヤイト丼。味の決め手はタレにあります

 寒い日が続いていますが、紀州では相変わらずマダイが好調ですね。紀北の加太も面白そうですが、今回は御坊市の上野沖へ出かけてみました。
 上野沖のマダイポイントは、港から15分ぐらい走ったところに点在しています。この日も夜明けとともに釣り始めましたが、朝の時合いに焼きサイズがばたばたっと釣れただけで、すぐに当たりが止まってしまいました。
 それから何回、船を掛け直したことか…。でも、潮が動かずスマガツオやヤイトと追加しただけで竿を納めました。
 ただ、収穫はありましたよ。それはマダイよりも美味しいヤイトが釣れたことです。
 釣った翌日は刺身にしていただきましたが、残った身を”づけ”にしておいたのです。この”づけ”を丼にしました。自家製のヤイト丼です。
 熱々のご飯に漬け込んだヤイトの身を乗せ、残ったタレを少しかけて、下ろしワサビを天盛りにしたら、は〜い、完成です。
 こういう野性的な丼は、お上品に食べていては、究極の味に迫れません。はしたなく、豪快に、かきこむのです。それを実践しました。
 たっぷりタレを吸ったヤイトの身は、むちむちに締まって歯を押し戻すほどの弾力です。それを、委細かまわず噛み続けていると、ヤイトの旨みにタレのうま辛さが絡んで、これでもか、これでもかと押し寄せてくるのです。
 その押しつけがましさを優しくなだめてくれるのが銀シャリです。ヤイトの旨みとタレの味、そこに銀シャリが絡んで三位一体となり、究極の味ができあがったようです。
 こういうのを“口福”っていうのんでしょうね、できることならもう一度、食べてみたいと思う味でした。
  • 朝の時合いは、焼きサイズがばたばたっと釣れました

    朝の時合いは、焼きサイズがばたばたっと釣れました

  • 京都府城陽市の宮川さんが釣りあげた1匹目のマダイです

    京都府城陽市の宮川さんが釣りあげた1匹目のマダイです

  • 僕にも同じようなサイズがきました

    僕にも同じようなサイズがきました

  • こいつがヤイトとかヤイトガツオと呼ばれている魚です。和名はスマ

    こいつがヤイトとかヤイトガツオと呼ばれている魚です。和名はスマ


コメント

2011-01-26 00:02:33|june

めっちゃ立派なタイが釣れているのに
ヤイトばかりを褒めまくって
釣られたタイもたまったもんじゃないですねぇ〜((爆))
>むちむちに締まって歯を押し戻すほどの弾力
一般的にカツオって身が柔らかいイメージですがこれは違うんですねぇ〜

2011-01-26 09:27:04|今井

 june様

 そう、マダイもそれなりに美味しかったのですが…ヤイトには勝てません。カツオと同じで本来身の柔らかい魚ですが、づけにすると大変身します。むちっとした感触がたまりませぬ(爆)