2匹。
1匹。
次は、0匹?。
そうなるのが怖くて、なかなか行けなかった大阪湾のタチウオ。
5日の午前10時過ぎでした。散歩中に僕の携帯電話が突然、鳴り出しました。
電話は、泉佐野の海新丸の船長、宮下さんからです。
「昨日から、よおアタリ出したよ。今日の朝便も釣れてるみたいや。午後便は雨の予報やからガラガラや。暇やったら出てけえへんか」
というタチウオ釣りのお誘いでした。
この前から2回も振られています。だからリベンジはしたいのですが、その結果が三度目の正直になるのか、それとも最悪のボーズに終わるのか、この見極めどころが難しかったのです。
でも、このお誘いは、船長が太鼓判を押してくれたのですから大船に乗った気持ちで出かけてもいいように思いました。
そそくさと用意して車を走らせました。
我が家から泉佐野の食品埠頭まで30分ほどしかかからないので少しも苦になりません。ただ、うっとうしいのは雨が本降りになってきたことです。前夜、飲み会があったので余り寝ていません。だからキャビンに潜り込んで爆睡してしまいました。
いつもの須磨沖、水深90m。
テンヤを底まで落とし込んで、素早く5m巻き取り、愛機「フォースマスター1000MK」の巻き上げスピードをレベル2にして誘い始めます。
底から15mほど巻き上げたときにアタリが出ました。
でも、コツンで終わってしまい、いくら誘っても掛かりません。
でも、一流し目の最初の仕掛け投入でアタリが出るのですから、これは◎かも知れません。あわててエサのイワシをつけ直し、投入しました。
タチウオ釣りは特に小型を数釣るより、ドラゴン1匹の方が嬉しいタイプなので、底を中心に攻めるのですが、底近くでは余り当たりません。底上10mから30mぐらいまでのタナでアタリが集中します。
相変わらず、コンのアタリが多いのでエサばかり取られますが、中にはしつこく追ってくる奴もいて2流し目で2匹をゲット。これでボーズだけは免れたと力が抜けたのがよかったのか、次の流しで食い上げのアタリを拾って念願のメートル級。これは後で測ってもらったら111cmありました。僕の太い指でも、その幅は指5本ありましたよ。
ここまで調子が出たら、あとは樂釣モード?。午後5時過ぎの納竿までに小型を数匹拾って合計7匹、竿頭ではなかったけど成績は上位に食い込みました。
これでやっと人並みの釣果。でも、まだスランプから抜け出したわけではありません。
次回も同じように釣れるかどうか自信がないのです。
だから、面白いんでしょうね、タチウオ釣りは…。