僕の散歩コースである狭山の副池には、ガマがたくさん植えられています。穂が大きなガマではなく小さな姫ガマと呼ばれる種ですね。
その姫ガマの穂が熟す季節がやってきました。
いまの子供たちが知っているかどうか?。
都会っ子は親が教えないと知らないだろうし、田舎育ちの野生児なら知っているかも知れないな。
十分に熟したガマの穂にちょっと刺激を与えてやると、まるで入道雲みたいにむくむくと穂綿を出すのです。それが面白くて、子供のころガマの穂でよく遊んだものです。
年配の方ならご存知ですよね。因幡の白兎という寓話にガマの穂綿が出てきますよね。あれです、あれなんです。
そこで、正月に帰省してきた末娘の孫を連れて、穂綿遊びに出かけました。
ひとつ穂を取って、こうやって遊ぶんだよと見本を見せてやると、よほど面白かったのかもう1回、もう1回のアンコールが止みません。
いつの間にかガマ池の周りが白い穂綿に包まれてしまいました。
もちろん孫たちも穂綿まみれです。
それを奇麗に掃除して、ようやく家に帰ったのですが、翌日も行きたい、行きたいと言って聞かないので、引率のメンバーを交替して遊ばせてやりました。
久しぶりに子供のころを思い出した楽しい一日でした。