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これだけ成長するのに何年かかったのだろう？。大事に釣ってあげないといけないね |
先日、和歌山県白浜の瀬戸崎の沖へ根魚狙いに出かけたとき釣れたのが写真の鬼カサゴです。
鬼カサゴとは、もともと関東の呼び名ですよね。少しずつ関西にも浸透しつつありますが、まだ、関西では沖オコゼとかただ単にオコゼと呼ぶことの方が多いようです。
関東の鬼カサゴ、関西の沖オコゼは、いずれも正式な呼び名ではなくて地方名です。標準和名はイズカサゴなのですが、そんな呼び名を漁師や釣り人から聞くことは稀です。
イズカサゴは、水深１２０ｍぐらいから２００ｍぐらいまでの砂泥底に多い魚です。海底の泥の中に潜り、エサが近づいてくるのを待って一気に飛びかり捕食する魚なのですが、深い海ではエサが少ないのか、常にお腹をすかせている魚なんだそうです。
魚の胃が空っぽの状態を空胃と呼ぶそうですが、あるサンプリング調査で、イズカサゴの空胃率は８割近くになったそうです。たとえば１０匹の魚をサンプリングしたら、８匹まで胃の中が空っぽだったということですね。
泥の中に隠れ、孤独に耐えながらひたすらエサが近づくのを待つ魚…。僕は新田次郎の小説「孤高の人」を思い出してしまいました。
空胃率が高く、エサに恵まれないせいでしょうか、イズカサゴの成長は遅く、４０�儷瓩�に成長するのに、何十年もかかるそうです。中には４０年近く生きた魚もいたと聞いて、驚きを隠せませんでした。
今井さま
イズカサゴにそんな秘密があったとは驚きですね。
おなかをすかしてでもそこにとどまる理由が知りたいですね。
泳ぐ（動く）のが嫌いなのか（まるで僕の嫁）？
俗世間のわずらわしさが嫌なのか？
ひっとして自分の醜さを卑下してたりして・・・
今井名人、こうやってアップで見ると本当に綺麗な魚ですね。見ためよし、味よし、価格もよしってところでしょうか。一度は実際にお目にかかってみたいところですが、釣るしかないんですよね。
ＯＴ職人様
そう言われてみれば、イズカサゴよりもっとぶさいくなオニオコゼも動きませんよね。泥の中に潜って生活しているし…この魚こそ、自分の醜さを自覚していて、余り出歩かないのかもしれません。（笑）
カズ様
イズカサゴは、南紀辺りの鮮魚や活魚を置いているおみやげ物屋さんで、ときどき見かけることはありますが、普通は市場にはあまり出回らないので、釣りに行くしかありませんね。