和歌山県の加太へマダイ釣りに出かけました。加太のタイ釣りといえば、長〜い胴突き仕掛けにビニール擬餌をつけた高仕掛けと呼ばれ道具で釣るのが有名なんですが、今回は、１５号の丸玉オモリにハリがついたカブラ仕掛けで狙うことになりました。
加太の鯛釣りは、何度か経験していますがカブラ仕掛けで釣るのは初めてです。仕掛けは、、丸玉オモリのところにハリが２本、オモリから上に３本エダバリ出してあって合計５本。そのすべてのハリの懐に赤い毛糸玉が結んである。
「この赤い毛糸で釣るんですか?」と尋ねたら
「そうや」とすごく当たり前の答えが返ってきた。
「この赤い毛糸は何に似せてあるんですか」とさらに尋ねたら
「グミイカや」といわれて、やっと納得しました。
加太では、茱（ぐみ）の実のように小さいミミイカの子供をグミイカと呼び、昔からマダイ釣りの好餌として使ってきました。だからその昔、何度かグミイカをエサにマダイを狙ったことがあります。でも最近は、このエサが取れなくなったのか擬餌一辺倒になりましたね。
さて、朝一番は田倉崎の沖からスタートです。
「マダイは浮いとらんから、４、５回リール巻いて当たらんかったら、また落として巻いてや」とレクチャーを受け、その通りに釣り始めました。
３回ほど流し変えたがアタリはなし。船頭は首をかしげながら、（昨日はここで食うたんやけどな）と一人ごちてます。
で、４回目。ゴツゴツゴツと初アタリ。ビニール擬餌のように端から咥えていくのではなく、いきなり本アタリのような感じ。このとき、どうしたらええんでしょうねと船頭に尋ねたら…。
「掛かるも掛からないも魚次第や、掛からんときは諦めて」
とすごくシンプルな答えが返ってきました。
それを何とかして掛けたいから聞いているのに…。
「アタリ出てもリールは巻き続けなあかんのですか？」となおも食い下がったら…。
「止めて待ってもええけど、掛からんときは、掛からんしな」
と、すごく分かりやすい答えが返ってきました。
要は、釣り手側には余りすることがなくて、掛かる、掛からないは魚次第だということになるんでしょうね。
そんな珍妙なやり取りをしながらとりあえずリールを巻き続けていたら、ゴツゴツゴツの後にゴンと来て、１匹目が掛かりました。
３０�僂曚評討�サイズでしたが、とりあえず釣れて、ほっ。
そのあと３回ほどアタリはあったのですが、ゴツゴツゴツだけで食い込まずストレスがたまるばかり。でも、１１時半のタイムアップ寸前に、奇麗なアタリが出て４０�僖�ーバーを追加することが出来ました。
このカブラ釣り、高仕掛けより勝負は早いような気がしますが、外れる率も高そう。ストレスのたまる釣りであることは、間違いなさそうです。
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よく引くのでてっきりマダイだと思ったら…
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４０�僂鯆兇┐訛腓�なマアジでした
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１５号のカブラにハリが２本
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オモリから上にハリ３本。赤い毛糸が目立ちます
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この日は、４０�僂泙任両討�サイズが多かった
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ちょっと小さいかな〜ぁと苦笑い
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常連さんは、これで３匹目
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僕は２匹で打ち止めでした
今井名人、書き出しを読ませて頂いた時、「何とも今井名人がタイラバ！？」なんて思ったんですが、そうではなくて、要は胴突きのオモリがカブラバリになっていると言う事ですよね。私は加太の真鯛釣りはやったことがないんですが、釣友は年に何度か行っている様でそこそこ釣果も上げているようです。
以前雑誌か何かでイカに似せた毛糸擬似の事は知っていましたが、本当に釣れるんですね。ある意味驚きです。
ビニール片で釣れるのはもっと摩訶不思議です。この意識が私の足を加太へ向かせないのでしょう。
でも加太の真鯛は非常に美味しいと釣友も言っておりましたので、やっぱり一度は挑戦しなければ・・・
カズ様
そうですよ、今回のカブラ釣りは、加太に昔からある釣り方ですよ。タイが小さな根がある浅場に移動し余り浮かないときや夏場などにこの釣り方をするそうです。
何時も今井さんの出るテレビを拝見しております。
今回の毛糸の疑似餌は何処で販売しているのでしょうか？ぜひ購入したいのです。
それともこれは自作でないとにゅうしゅできないものですか？
宜しくお願いいたします。