和歌山県の日高町を流れる西川の堤は野蒜の宝庫?です。
そろそろ食べごろかなと散歩のついでに摘んで帰りました。
野蒜とは、文字通り野に生える蒜(ひる)。蒜とは、噛むと辛くて、ひりひりすることから、ひり→ひるになったようです。
野蒜はユリ科の多年草で、ニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウと並んで、五葷(ごくん)と呼ばれています。また、野蒜の代わりにアサツキが五葷に数えられるという説もあるようです。
葷とはネギの仲間の古名で、よく山寺の山門に「葷酒不入山門」とあるのは、酒はもちろん、葷のような臭いものは持ち込むべからずという戒めだそうです。
野蒜は、生のまま味噌をつけて食べてもいいし天ぷらもいけますが、今回は茹でて酢味噌でいただきました。
ぴりりと僅かに辛味が残って、まるで沖縄の島ラッキョウを食べているようでした。
野蒜は昔には畑の里道や土止めの畝に
普通によくありました、なつかしい昭和
くま様
いまでも畔道には多いですよ。懐かしい昭和の味ですか…。そういえば最近はあまり採る人を見かけなくなりましたね。