11月6日、日本海側の各所でズワイガニ漁が解禁されましたね。ズワイガニはケセンガニ科ズワイガニ属に分類される大型のカニで、おもに水深100mを超える深い海に生息しています。ズワイガニのズワイとは、木の枝を指す古語だといわれており、すわえ、あるいは、すはえが訛ってズワイになったといわれています。
もっとも本名で呼ばれるより取れた産地の名を冠した呼び名の方がよく知られている場合がありますね。たとえば越前ガニとか間人(たいざ)ガニ、津居山ガニなどが好例で、他に松葉ガニという呼び名もよく知られていますね。
僕だけではないかも知れませんが、カニは大好物のひとつです。小は沢ガニからモクズガニ、イワガニからワタリガニ、ズワイガニにタラバガニにケガニ、クリガニにナンヨウガザミ、ヤシガニと結構いろんなカニを食べましたが、大好きなのはワタリガニとズワイガニかな。
そんなカニ好きを喜ばせてくれる一品が今年も手に入りました。浜坂産の本ガニです。こんな高価なものをしょっちゅうは食べることができないので、この後しばらくは、安いセコガニ、つまりズワイガニの雌で胃袋を満足させるのが毎年のパターンなのです。