晩秋から初冬にかけての季節、山歩きをすると、よく目にするのが山芋のムカゴです。
ムカゴを漢字で書くと零余子ですが、珠芽(しゅが)ともいわれます。
ムカゴは茎の部分にできる肉芽の一種で、養分を蓄えて置くための球状の塊といえばいいのでしょうか、鬼ユリなどの葉の付け根にできる黒い塊もムカゴなのです。
これを見つけたときの楽しみは、すぐその場で食べられることです。林道わきで枯れた山芋の葉を見つけたら、蔓をたどってムカゴを探し、奇麗にほこりなどをぬぐって、その場で食べてみてください。丸っきり山芋の味がして美味しいですよ。
持ち帰ったときは、塩ゆでにしてビールのおつまみにするか、ムカゴめしが美味しいですね〜ぇ。懐かしいふるさとの味でした。