関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　和歌山がラーメン激戦区だというのは知っていたのですが、実は僕、これぞ和歌山ラーメンというものを食べたことがなかったのです。
　で、椿へ釣りに出かけた帰り道、ラーメン通のＫさんが、田辺に美味しいラーメンの店が出来たから食べて帰りますか、というので二つ返事で行くことにしたのです。
　が、何とその日は定休日。好事魔多しというより、この日は大荒れの海で釣りも満足にできなかったから、好事がなくて魔ばかりでした。（爆）
　そのまま大人しく帰ればいいものを、どうしても和歌山ラーメンが諦めきれない僕は「和歌山市内にもラーメンの美味しい店あるんやろ、そこ行こ」と言いだす始末。
　わざわざ和歌山インターで降りてしぶしぶ承諾したＫさんが案内してくれたお店は、和歌山城にほど近い山為食堂。
　店内は、昭和レトロの大衆食堂の雰囲気。入ったのが午前１１時過ぎだったので待つこともなく座れました。
　二人が注文したのは、チャーシューメン。お代は９００円。細麺もありますと出ていましたが、太麺にしました。
　見た目がすごく、こってり系。でも、食べてみるとそうでもない。チャーシューはとろとろ、麺は歯ごたえがあってなかなかよろしい。味にもインパクトがあって、毎日は嫌だけど、時としてすごく食べたくなる味。
　Ｋさんの解説によると、和歌山ラーメンには有名な井出系とマル系があって、それぞれベースの味が違うそうだが、山為食堂さんのラーメンは、井出系なんだそうです。今度は、マル系を食べてみたいなぁ。
　あっという間に完食しましたが、食べ終わる頃には店内は一杯、店の外には行列が…。地元の人に交じって、ガイドブック片手にやってくるお客さんも多かったので、知らないのは僕だけみたいでかなり有名なラーメン店、いやメニューを見ると普通の大衆食堂です。
　だって、ラーメンは３種類しかないし、うどんのメニューの方が多かったもの。
　でも、本格和歌山ラーメンが食べられたので、大いに満足の一日でした。
　また、行きたいなぁ。（爆）