暑い時期、餌とりだらけの海の中は陸上より二ツ月おくれ。
一月は前年度11月の気温で餌取りもちょこっといて、しかもじっくりやれる。
そしてグレなら産卵で接岸。
四月は2月の気温で餌取りも居なく活性も少ない。そんな時だから年中元気なチヌがのっ込みで釣れる。
六月は4月の気温で水も温み、ちらほらカワハギ系ベラ系の餌取りがおおくなってきます。餌の内容で結果が出るかもしれない。…昔から言う幻(まぼろし)的な釣り、石鯛釣り。クエならもっと幻か・・・人がどれだけ辛抱強いかが試されます。この時期が石鯛の乗っ込みです。
使う餌はとっても豊富。グルメな石鯛が好むのはサザエ、アワビ、とこぶし(ナガレコ)、フジツボ、ジンガサ、ヤドカリ、ウニ、赤貝(サルボ)・・・
単価としては1匹当たりの価格がオキアミ一つなどに比べて高くなりますが、重量にしたらそんなにオキアミを買うのと大差ありません。
でも高級(贅沢)なイメージはありますよね。
毎年何日か底物主体で出かけますが、もともとはウニオンリーの丸坊主人間でした。
しかし釣らないことには写真も撮れないとあって、食い込みのいい餌や匂い効果の高い餌を使ってみたりと、少しずつ焦り感のある釣りになりつつあります。
今年は南の国に釣りに行く予定ですが、じっくりと焦りのない釣りをする予定です。じっくりやって大きいのが釣れた方が気分的にはいいかもしれません。
柏原フィッシングの方に前に手ほどきを受けて、「気合入れすぎたら釣れへんで」と。殺気が伝わるのでしょうか。
うちのクラブは半数が底物。殺気だった様子は全くありませんが、なかなか釣りあげたところを目の当たりにはしてません。でも記録的な魚を釣ってきているんですよね。釣れても釣れなくてもたまたまでも、じっくりやってそのうちいい結果が出たらそれでいいかも。なんとなくロマンを語れそうなそんな釣りですよね。
明日はカミサンが底物やってくるそうです。
底物といっても狙いは明石のタコ。たくさん釣れるといいですけどね〜。今年は結構いいみたいですよ。