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知人から珍しいお酒をいただきました。
明和５年（１７６８年）の創業といわれる兵庫県宍粟郡山崎町の老松酒造が創業２４０年を記念して発売した５年古酒「善次郎」それです。
データを見ると
日本酒度 −１
酸度 １・６
精米歩合７０％
酒米は兵庫県産の「夢錦」と山口県産の「日本晴」をブレンドして仕込んだそうです。限定千本の発売。
このお酒をじっくり冷やしていただきました。日本酒度−１というデータからもわかるように、かなり甘口のお酒ですが、あまりそれを感じさせません。
最初、口に含んだときは甘くは感じるのですが、その甘さが爽やかでしつこくないから、重たいという感じのお酒にならなかったのでしょう。５年物の古酒ですから浴びるように飲むお酒ではありません。毎日一杯、じっくり味わうようにいただいております。
和歌山県の日ノ岬沖では、相変わらず下り潮の日が多く、イサギもアジもイマイチぱっとしません。
そんな状況の中で取材先に困っていたこともあって、アジ釣りに出かけました。結果は、惨敗まではいきませんでしたが大漁でもありませんでした。20�僂阿蕕い�ら大きなもので35�僂曚匹離汽ぅ困�20匹ほど。入れ食いはありませんでした。
帰ってから小型を片身で一貫の握り寿司に、大型のアジを造りにしたのです。が、大型のアジは、三枚に下ろすと身割れして、脂も乗っておらず、全然美味しくありませんでしたが、小型のアジは上等でした。
片身で一貫のアジ寿司は、家庭菜園で採れた新玉ねぎをスライスして身の上に乗せ、鰹節を天盛りにして醤油をかけていただいたのですが、玉ねぎのシャキシャキ感と軟らかいアジの身との食感の違いが面白く、アジの脂を玉ねぎが優しくなだめてくれる感じがしました。一人で何貫食べたのか覚えていないほど美味しかったですね。
玉ねぎは、今年初めて作ったのですが、まずまずの出来栄えです。大好きなオニオンスライスにして、毎日いただいてます。新玉はやはり美味しいですね。
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35�僂鯆兇┐訛腑▲犬�釣れましたが、味はイマイチでした |
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片身で一貫のアジ寿司です。後方にあるのは我が家で取れた新玉ねぎ |
新若芽が美味しいシーズンですね。毎年、徳島県の鳴門にある船宿の御主人が、とれとれの塩ワカメを送って下さるので楽しみにしています。
ちょうど塩ワカメが届いた翌日、無人販売所でタケノコを見つけたので買って帰りました。（１本２００円は安いのかな？）。とれとれの若芽にとれとれの筍といえば、若竹煮ですよね。どちらも春らしい食べ物で、僕は大好きです。
煮汁のしみた軟らかいタケノコに新若芽のしゃきしゃきした食感が絡んで、いかにも春を食べているという感じがします。もちろんビールやお酒の肴にもいいのですが、熱いご飯にもよく合いますね。
塩ワカメは、まだたっぷりあるので、今夜も若竹煮をおねだりしてみようかなと考えています。この料理はお母ちゃんにお願いせねば、僕では無理ですから。
陽春の五月は、アオリイカの産卵のシーズンです。１ｋｇを超える大型が浅場にある藻場へやってきて盛んに繁殖を繰り返すのです。
そんなアオリイカを狙って和歌山県の戸津井から出船しました。
戸田船長が最初に船を流したのは、白亜の岬で知られる由良町の白崎沖です。船長考案の必殺仕掛人と呼ばれる仕掛けに小アジのエサを刺して流し釣りです。
底をわずかに切って小アジを泳がせていると、イカが近づいてきます。このとき小アジはイカに食われまいしとして暴れます。これが前アタリですね。
そのまま竿を手にして待っていると、イカが掛かった瞬間にグンと竿が抑え込まれます。ここで竿を立てるとしっかり掛かることもあれば、逃げられることもあります。このタイミングがなかなか難しいのです。
この日は、大ドモから竿を出したオール阪神さんと奈良市の近藤さんが大あたりで、１ｋｇから最大は２・５ｋｇ近いものまで、二人で７ハイも釣りあげました。
ところが胴の間からミヨシに座った３人（僕も入っています）は、ほとんどアタリがなく、仲良く１パイずつ釣りあげるのが精いっぱいでした。
アオリイカも２ｋｇを超える大型になると、掛けた瞬間は根掛かりしたように動きません。だから、一度経験すると病みつきになりますよ。
フジが見ごろを迎えたので、和歌山県橋本市の菖蒲谷にある子安地蔵寺へ出かけました。去年もこのお寺を訪れたのですが、５月１０日過ぎだったので、すでにフジの花の盛りは過ぎていました。
そこで今年は、５月４日のみどりの日に出かけたのですが、休日とあって大変な人出で、車を駐車場に入れるにも順番待ちというありさまでした。まあ、僕はウオーキングをかねて電車で出かけたので関係なかったですが…。
さて、問題のフジですが、見ごろでしたね。種類まで詳しく知りませんが、フジ色をしたのから白やピンクまで、それは艶やかに咲き誇っていましたよ。見ごろは今週いっぱい、遅くとも１０日ごろまででしょうか、出かけるならお早めに。
子安地蔵寺は、南海高野線、御幸辻駅下車、徒歩約２０分です。散策を兼ねて出かけるには、ちょうどいい距離です。
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- 今井浩次 プロフィール
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1944年兵庫県尼崎市生まれ。
週刊釣りサンデー元取締役編集局長。沖釣り歴は約40年、阪神沖釣クラブ相談役。
サンテレビ「ビッグフィッシング」の解説者。その他、スポーツ紙や日刊紙に釣りコラムを連載中。
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