関西の沖釣り名人今井浩次の「今日も釣り気分」｜関西最大級の釣り情報サイト「関西釣り百選」

激渋！見老津のイサギ 2012年5月11日

　ジャンボと呼ぶ大型のイサギを求めて和歌山県すさみ町見老津へ出かけました。
　「関西のつり」７月号の取材です。乗合船「黒龍丸」の船長は、昨日も釣れ過ぎて早上がりしたから、今日も大丈夫だと太鼓判を押してくれたのだが…。
　沖へ出てみると、黒潮が接岸してきて水温がいっぺんに２度以上も上がったらしい。かてて加えて、黒潮接岸の影響か潮が普段の倍近く速く、魚探には真っ赤になるほどイサギが写っているのに一向に食わないのです。
　永浜いりあさんと僕は、船上で途方に暮れていたのですが、午前１０時を回る頃から少し潮が緩み始め、ぽつぽつながらイサギが食い出したのです。
　それに潮が緩むまでと、沖へ出てウメイロを狙ったのですが、これもダブルなどがあって画になる程度には釣れました。でも、結局、ジャンボと呼ぶ４０㎝オーバーのイサギは釣れませんでした。
　この日、僕が楽しみにしていたのは、もう何年も食べていないウメイロを釣って、もう一度その味を確かめることだったのです。
　ウメイロは、僕はたった１匹でしたが何とか確保し、これを塩焼きにして骨までしゃぶりながら頂きました。
　船長が何度も、高級魚やでと言っていた通り、味のある白身魚でした。もう一度、食べてみたい魚のひとつですね。フエダイ科の魚は、みんな美味しいですね。