関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　首を垂れ始めた稲田のそばで、彼岸花が咲き始めましたね。
　彼岸花は、秋のお彼岸のころに咲くからこのような呼び名がつけられたと言われていますが、根に有毒のアルカロイドが多く含まれ誤って食べると、彼岸(死）に行くしかないので、このような呼び名になったという説もあるようです。
　ヒガンバナ科の多年草で原産は中国の揚子江流域といわれており、日本では帰化植物として扱われています。
　曼珠沙華(まんじゅしゃげ）は仏教のサンスクリット語で、天上の花の意。慶事が起こる前触れには、赤い花が天から降ってくるという仏教の教えによるものだそうです。
　日本では、死人花、地獄花、幽霊花、捨て子花など不吉で忌み嫌われる呼び名が多いのですが、じめじめした所を好みお墓などに多い所から、こんなイメージが生まれたのではないでしょうか。鮮やかな朱色のちょっと派手好みの彼岸花には、可哀想なネーミングではないでしょうか？。
　奈良県の飛鳥地方には、奇麗な彼岸花の里があります。もうそろそろ見ごろを迎えるのではないでしょうか…。一度出かけてみようかと考えております。