昨日、ABCラジオ主催の「上方落語をきく会」が大阪城ホールの近く、イオン化粧品シアターBRAVA!で開かれると聞いて出かけてみました。この落語会が始まったのは、昭和30年、今回で111回を数える歴史のある会なんです。
昼の部と夜の部に分かれていて、どちらも出演者が魅力的な人ばかりなので迷いましたが、癌に侵され闘病生活を続けながら、まだ高座に上がり続けている笑福亭松喬さんが大トリを務める夜の部にしました。
京阪京橋駅近くで軽くお蕎麦なんかをいただいて、会場入りしたのが午後5時過ぎでしたが、座席数が1000を超える会場は、すでに満員の盛況でした。
この日は、昼夜2公演ともABCラジオで完全生中継が予定されていました。司会はABCラジオの人気アナウンサー、三代澤康司さんと伊東史隆さん。どちらも落語好きで有名なアナウンサーです。
さて、開口一番を務めたのは、桂 治門。
演目はお馴染みの「つる」。昔は首長鳥と呼ばれていたのが、どうしてつるという呼び名になったかを教わるのだが、最初にオスがつ〜と飛んできて、る〜と止まるからと話してしまったために、その後に飛んできたメスが止まるときの言葉がなくて困り果てるシーンが笑いを誘う古典落語です。
2番手は、僕が大好きな笑福亭 たま。
お馴染みのショート落語で爆笑を誘った後、本編は文楽の人形遣いが人間国宝に指定されたときのお噺。古典の「らくだ」を彷彿させる新作落語でした。
人気の若手、桂 吉弥は、絵に描いた家に盗人に入った泥棒が主人公の「書割盗人」。丁寧に演じていたのが印象的でした。
その後に登場したのが会場へ行くとき、JR環状線の車内で偶然一緒になった笑福亭 三喬。演目は”まんこわ”でお馴染みの「まんじゅう恐い」。いよいよ円熟味が増して、安心して聞けるし、笑いも結構とってはりましたね。
中入り前に登場したのが、上方落語の四天王の一人、桂 春団治。演目はお馴染みの「子ほめ」。相変わらず羽織の脱ぎ方の粋なこと…いくつになっても上品な色気は失われていませんでしたね。
中入りの後に登場した桂 米団治の演目は、晦日に押し掛けてきた借金取りとの攻防をテーマにした「掛け取り」。声色が難しいこの噺を無難にこなしていましたよ。
そして、大トリに登場したのが笑福亭 松喬。
この人の古典は何度聞いても飽きないですね。それに釣りが大好きなこともあって、釣りサンデー時代にインタビューさせてもらったことがあるんです。そんなことが縁で、好きな落語家の一人になってしまったのです。
この日のお噺は、古典の中でも珍しい「網船」。道楽者の若旦那が大旦那の目を盗んで船遊びに興じようとするお噺なんですが、僕は初めて聞きました。
闘病生活ですっかりお痩せになった松喬さんですが、まだ声には張りがあるし、落語が癌の治療薬です、まだまだ高座を務めます、とおっしゃった言葉が印象的でした。
昼の部と夜の部に分かれていて、どちらも出演者が魅力的な人ばかりなので迷いましたが、癌に侵され闘病生活を続けながら、まだ高座に上がり続けている笑福亭松喬さんが大トリを務める夜の部にしました。
京阪京橋駅近くで軽くお蕎麦なんかをいただいて、会場入りしたのが午後5時過ぎでしたが、座席数が1000を超える会場は、すでに満員の盛況でした。
この日は、昼夜2公演ともABCラジオで完全生中継が予定されていました。司会はABCラジオの人気アナウンサー、三代澤康司さんと伊東史隆さん。どちらも落語好きで有名なアナウンサーです。
さて、開口一番を務めたのは、桂 治門。
演目はお馴染みの「つる」。昔は首長鳥と呼ばれていたのが、どうしてつるという呼び名になったかを教わるのだが、最初にオスがつ〜と飛んできて、る〜と止まるからと話してしまったために、その後に飛んできたメスが止まるときの言葉がなくて困り果てるシーンが笑いを誘う古典落語です。
2番手は、僕が大好きな笑福亭 たま。
お馴染みのショート落語で爆笑を誘った後、本編は文楽の人形遣いが人間国宝に指定されたときのお噺。古典の「らくだ」を彷彿させる新作落語でした。
人気の若手、桂 吉弥は、絵に描いた家に盗人に入った泥棒が主人公の「書割盗人」。丁寧に演じていたのが印象的でした。
その後に登場したのが会場へ行くとき、JR環状線の車内で偶然一緒になった笑福亭 三喬。演目は”まんこわ”でお馴染みの「まんじゅう恐い」。いよいよ円熟味が増して、安心して聞けるし、笑いも結構とってはりましたね。
中入り前に登場したのが、上方落語の四天王の一人、桂 春団治。演目はお馴染みの「子ほめ」。相変わらず羽織の脱ぎ方の粋なこと…いくつになっても上品な色気は失われていませんでしたね。
中入りの後に登場した桂 米団治の演目は、晦日に押し掛けてきた借金取りとの攻防をテーマにした「掛け取り」。声色が難しいこの噺を無難にこなしていましたよ。
そして、大トリに登場したのが笑福亭 松喬。
この人の古典は何度聞いても飽きないですね。それに釣りが大好きなこともあって、釣りサンデー時代にインタビューさせてもらったことがあるんです。そんなことが縁で、好きな落語家の一人になってしまったのです。
この日のお噺は、古典の中でも珍しい「網船」。道楽者の若旦那が大旦那の目を盗んで船遊びに興じようとするお噺なんですが、僕は初めて聞きました。
闘病生活ですっかりお痩せになった松喬さんですが、まだ声には張りがあるし、落語が癌の治療薬です、まだまだ高座を務めます、とおっしゃった言葉が印象的でした。
残念!
知っていたら駆けつけることは無理でも、せめて録音くらいしたかったです。
とか言いつつ、米朝さんの出番途中で爆睡経験者です。
前座さんの独楽回しとか、お目目パッチリやったのに、大トリであまりの心地良さについ・・・。
名人のリズムは睡魔を誘う?
Mrオータムタイムさん
なんか分かるような気がします。大トリであまりの心地よさに…僕も一度、経験してみたいですね。
笑福亭松喬のガンの闘病を昨日の夕方の朝日の伊藤アナの番組で
紹介されてました、文枝さんの新作に取り組む姿勢、
副作用 後遺症と闘いながら発声訓練をご夫婦でされてました。
落語に向かう気持ちが、免疫を押し上げ化学療法が奏を効してるの
でしょう。 病気に負けない姿、アッパレ。
くまさん
松喬さんは、すっかりお痩せになってちょっと痛々しかったのですが、まだ声も出ているし、あの前向きな姿勢に心打たれました。もう一度、元気になられて竿を持っている姿が見たいものです。