関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　和歌山県の日ノ岬沖にある韓国船と呼ばれるポイントへカンパチ釣りに出かけました。この日のメンバーは、常連の和泉市の原さんのほか、奈良市の近藤さん、オール阪神さんと僕の４人でした。
　韓国船までは、小一時間掛かります。波もなく穏やかな日だったので、雑談している間にポイントに到着です。そして、早速、仕掛けを下ろしました。
　釣り方はサビキノマセです。太めのサビキ仕掛けにエサを食わせて待っていると、カンパチが飛びつくという合理的な釣りです。
　朝の内は、魚探に真っ赤になるほどエサが写っていたのでエサを掛けるのに苦労しませんでした。エサを食わせて底から３ｍほどあげたタナで待っていると、いきなり竿が舞いこんでカンパチが食ってきます。
　一番手は、原さんでした。７０㎝ほどの良型を上げた後、すぐにもう１匹掛けたのですが、これはバレました。その直後です。僕の竿が舞い込みました。
　何度釣っても思うのですが、カンパチはハマチやメジロよりすっと力持ちです。慎重にやり取りして７０㎝近いのを上げました。
　出遅れたオール阪新さんの猛追が始まったのは、これからです。立て続けに２匹上げた後、エサの付きが悪くなったところで、イケスに生かしてあった小アジを刺してさらに２匹追加、１人で４匹も釣ってしまったのです。
　この間に僕にも２度アタリがあったのですが、１回は掛けたのにバラシ、もう１回は３０㎝ほどの頭が小アジを丸のみにしていました。で、この日の成績はカンパチ１にガシラが１。１人で４匹も釣った人がいるのに、ボーズの人が１人いました。世の中、うまくいかないものですね。（笑）