関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

　今年は、純金茶を飲みながら新年を迎えました。
　別にこのお茶を飲んだからといって、いいことがあるわけではございませんが、何となくめでたいかなと思っただけのことです。
　新年からしょうもないことを申し上げてすいません。もうちょっと釣りを頑張れるよう努力しますので、今年もよろしくお願いします。初釣りは４日を予定しています。和歌山県の煙樹ケ浜沖でスミイカを狙うつもりです。墨の掛け合いで新年を祝います。お先真っ暗にならないよう頑張ります。(笑)

　釣り仲間から、こんなものが届きました。
　マダイの干物ではありませんよ。壁掛けにするかな、それともいっそのこと食べてしまおうかなんて…。
　嘘ですよ。食べられるものではありません。お正月に決まって届くものですよ。あなたには何通届きましたか？。
　ここまで言えば、もうお分かりですね。マダイの格好をした年賀状でした。郵便局って民営化されてから何でも扱ってくれるようになったのかな。(笑)

　昨年のクリスマス時分から釣りに行く機会がなくて、無精をかこっていましたが、いくらなんでも１０日も竿を持たなかったらストレスがたまって発狂しそう(笑)になります。
　そこで、３日の日曜日、我が家から一番近い泉佐野の食品埠頭まで車を走らせ、大阪湾のタチウオ釣りを楽しんできました。
　もちろんこれが初釣りです。洲本沖に到着すると遊漁船にプ・レジャーボートが入り混じって、一大船団が出来上がっています。しかも、どの遊漁船を見ても超満員なんです。皆さんも僕と同じように我慢しきれなくなってお家を飛び出してきたのかなあ、と考えたりしながら竿を出しました。
　小潮回りなので朝からアタリガ続いて、５匹目ぐらいまでは調子良かったのですが、それ以後はミヨシとトモにアタリが集中、いい人は軽く”つ抜け”していました。
　僕も９匹まで行って、あと１匹で”つ抜け”という場面。竿仕舞いの時間が近付いていたので、気合を入れて１０匹目を掛けたのですが、右舷の人とのお祭りでバレてしまいました。
　この最後の１匹は、相当手応えがあってので、メーターオーバー、ひょっとしたらドラゴンと期待しただけに悔しい結果になりました。悲喜こもごもの初釣りでしたね。

　新年の初釣りは、恒例になったスミイカ釣りです。和歌山県御坊市の南塩谷漁港へ出かけました。ポイントは、日ノ岬沖に広がる泥地です。
　この日は凪だったので、朝一番から好ポイントで流すことが出来ました。昔はコウイカ用のエビ型を使っていましたが、アオリイカ用のエギで十分釣れるので、エギングと変わらない釣り方で楽しめます。
　シーアンカーを入れて流し釣りですが、この日もスタートからぽつぽつ乗ってくれて、多い人は２ケタの釣果。楽しいスミの掛け合いがお昼で終了しました。
　釣ったスミイカは、一日寝かせてから頂きましたが、ねっとりした身が美味しかったです。

　和歌山の日ノ岬沖で釣って帰ったスミイカを一晩寝かせてから美味しく頂きました。
　胴はもちろんお造りにしましたが、２日目、３日目と旨みが増してきて、ねっとりした身に変身。これにぎり寿司にしたら美味しいやろなあとつぶやきつつ頂きました。
　イカゲソは、さっとボイルしてから炙っていただきましたが、僕はこれが大好物、酒の肴に最高だと思うんです。また、ビールを飲み過ぎてしまいました。(笑)