10月10日の体育の日、和歌山県へ出かけておりました。天気がよければ方杭の地磯へ出かけてアオリイカでも、と考えていたのですが、えらい大風で釣りどころではありませんでした。
そこで、日高町の阿尾で開かれているクエ祭りを見に出かけることにしたのです。
クエ祭りは、阿尾の集落にある白髭神社の秋祭りです。普通、秋祭りといえば神輿や山車(だし)が出てにぎやかに練り歩くものですが、クエの町で知られる阿尾では、10kg以上ある乾燥させたクエを丸太に縛り付けたクエ神輿が出るのです。
到着したときは、ちょうど宮入の前でクライマックスを見ることができました。この祭りの最大の呼び物は、クエ押しと呼ばれる行事です。祭りの当番役である当屋衆がクエ神輿を担ぎ、一刻も早く白髭神社にお供えして祭礼を終わらせようとするのですが、それを阻止しようとする若衆と神殿前の階段で激しく競り合うのです。このときこぶしで激しく背を叩いたり(激励の意味ではっぱを掛けているそうです)、階段から引きずりおろしたりを繰り返します。何も知らずに見ていると、まるで喧嘩をしているようです。
クエ押しで決着がつかなかったら、清める意味があるのか、クエ神輿は何度も海へ放り投げられ、そのたびに役員が海へ飛び込んで引き上げます。そして、引き上げたクエ神輿を担ぎ、再び階段のところでクエ押しが繰り返されるのです。
勇壮な男の祭り、と言えそうですが、クエ押しで泥んこになった姿は、あまり奇麗とはいえませんね。(笑)
でも、この祭りは県の無形民俗文化財に指定されています。機会があれば、ぜひ一度、見物にいらっしゃっては…。
そこで、日高町の阿尾で開かれているクエ祭りを見に出かけることにしたのです。
クエ祭りは、阿尾の集落にある白髭神社の秋祭りです。普通、秋祭りといえば神輿や山車(だし)が出てにぎやかに練り歩くものですが、クエの町で知られる阿尾では、10kg以上ある乾燥させたクエを丸太に縛り付けたクエ神輿が出るのです。
到着したときは、ちょうど宮入の前でクライマックスを見ることができました。この祭りの最大の呼び物は、クエ押しと呼ばれる行事です。祭りの当番役である当屋衆がクエ神輿を担ぎ、一刻も早く白髭神社にお供えして祭礼を終わらせようとするのですが、それを阻止しようとする若衆と神殿前の階段で激しく競り合うのです。このときこぶしで激しく背を叩いたり(激励の意味ではっぱを掛けているそうです)、階段から引きずりおろしたりを繰り返します。何も知らずに見ていると、まるで喧嘩をしているようです。
クエ押しで決着がつかなかったら、清める意味があるのか、クエ神輿は何度も海へ放り投げられ、そのたびに役員が海へ飛び込んで引き上げます。そして、引き上げたクエ神輿を担ぎ、再び階段のところでクエ押しが繰り返されるのです。
勇壮な男の祭り、と言えそうですが、クエ押しで泥んこになった姿は、あまり奇麗とはいえませんね。(笑)
でも、この祭りは県の無形民俗文化財に指定されています。機会があれば、ぜひ一度、見物にいらっしゃっては…。