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関西の沖釣り名人 今井浩次の「今日も釣り気分」

春を食べる…タラの芽

 兵庫県の淡路島は、溜め池が多いことで知られています。その池の周りには、とてもタラノキが多いのです。
 タラノキはウコギ科の落葉低木。若木の表面は鋭い棘でおおわれていて、うっかり掴もうなら棘が刺さって大変です。
 そんな木ですが毎年、春になるとタラの芽を摘んで送っていただけるので、ありがたく頂いています。








 タラの芽は、おひたしやバター炒めも美味しいのですが、僕が一番好きなのは天ぷらです。
 さすがに山菜の王様といわれるだけあって、ふくよかで滋味のある味です。




 新芽が膨らんでこんな状態になったら、さすがに食べられません。
 こんな木を見つけたら、その場所を覚えておいて、翌年の春、4月の初めごろに出かけてみてください。きっと最初の写真のような新芽が顔を出しているはずです。
 ただ、新芽を全部摘んでしまうと、その木は枯れてしまうので、必ず1、2個は残すようにしてくださいね。それが山菜採りのマナーです。